各地から大阪に避難された方との交流

 今日は、総合市民交流センターで行われた、各地から大阪に避難されてこられた方々との交流会に参加してきた。もちろん福島の方が多いが、同数程度東京から避難してこられた方もいらっしゃる。東京の方も、自覚的な方は無理してでも避難して来られているという厳しい現状に陥っているのだ。共通しているのは、非難されているにもかかわらず、被災証明をもっておられる方はお1人だけだったことだ。
 
 避難先で何らかの制度的援助を受けようとすれば、被災証明の提出が求められる。だから、今のところ皆さん避難先での援助は受けられない状態にあるようだ。

 原発震災による明らかな被災者であると私は思うが、国の指針では罹災証明は住宅に限定されているようであるし、被災証明は各自治体に判断がまかされているようで、曖昧な概念のようである。

 何回も繰り返すが、今回の惨事の責任は東京電力と歴代の政府にある。現代社会において他人に損害を与えればそれを償うことは当たり前のことであり、一緒に参加されていた司法書士の方とともに、メモをつけようということを提案した。

 被災者の方からは思い出すのもつらいとの声が聞こえたが、家計簿でも何でもいい、支出のメモをつけること、だいたいでもいいし、3月11日以降、どこで何をしていたか概略でも思い出せるうちにメモしておこう。そして、地元市町村に被災証明を出させよう。まずはそこからという思いがした。