池田自衛隊裁判をご存じですか

 池田自衛隊裁判をご存じですか。自衛隊小牧基地の所属していたイラク派遣時にクエートへ派遣されました。クエート駐在中、アメリカ独立記念日の当日開催された5キロマラソンに参加しましたが、アメリカ軍の大型バスに競技中に後ろからはねられ負傷しました。

 現地では十分な治療が受けられないため、池田さんは日本への帰国を求めましたが、自衛隊側はこれを拒否。現地ではまともに働けないまま帰国の日をひたすら待ちました。

 やっと日本に帰ってきて小牧の公立病院で診てもらうと「何故こんなになるまで放っておいたのか。」と言われ、すぐに治療が始まりました。傷病名は外傷性顎関節症、あごの関節がずれて動かなくなってしまっていたのです。ものをかむことが出来ず、流動食のみの生活が始まりました。

 職場でもパワハラ、いじめを受けるようになり、新潟への転任を求められました。新潟でも大学病院で最高の治療を受けましたが、状況は改善しないまま除隊、出身地の高槻に戻ってこられたのです。

 その後、自衛隊イラク派遣裁判の弁護士さんとコンタクトがとられ、国に損害賠償請求を提訴されて今日に至っているものです。

 4月18日、名古屋地裁で公判が開かれ、和田たかおは傍聴に行ってきました。傍聴には48名の定員を上回る傍聴者が参加、その後弁護士会館で池田さんを交えて交流会を開催しました。

 この問題についても折に触れ和田たかおの主張を載せていきたいと思います。