原発と菅氏と橋下氏

 想定外の「地震」と「津波」、特に津波がこれからは原発震災の真犯人されそうな勢いだ。津波が来る前に福島原発地震で致命的な被災を受けていたことがひた隠しにされようとしている。菅氏の対応も浜岡原発は「地震」が発生するからではなく、「津波」が危険だから、防潮堤が出来るまで停止の発想だ。

 そしてもう一つ。これから出てくる原発推進派の論拠に、「メルトダウンしたのに日本の核制御技術は水蒸気爆発させなかったではないか。」というものが今後は出てくるように思う。

 水蒸気爆発さえ起こさなかったらどんな事故でもいいのか。「空気を汚し、土地を汚し、水(地下水も海水も)を汚す。」この3拍子そろったずば抜けた規模の長期間にわたる汚染は、全世界で今度が初めてではないだろうか。

 そして、まだ水蒸気爆発が起こらなかったとは断定できない。まだまだ進行中の深刻な事故だからだ。ところが、一時期の危機はどこへやら。何か原発事故は収束したかのような扱いだが、この瞬間にも非常事態が宣言されることだって全くなくはないことを絶対に忘れてはならない。

 今さら菅氏にやめろとは言はないが、菅内閣が死に体内閣であることは間違いない。短期間であったが、アメリカと日本の財界に利用するだけ利用されて捨てられた哀れさが見えてくるだけだ。

 大阪府は「君が代制定条例」のみならず、「議員定数削減条例」も成立させてしまった。9月議会では、処分のガイドラインを定めた条例も提案すると言っている。
 これで彼らが議会で過半数をとれば何が起こるかこれではっきりしたとも言える。まず橋下氏が「私物」と考える教師と府の建物が狙われたわけだ。今はその段階に留まっているが、そのうち、大阪府内に、国旗をたてる家が増えてくることを心配する。