出初め式と新年会

 今日は高槻市消防の出初め式。質素ないい式典であった。

 昼からは富田健康を守る会と下田部健康を守る会の合同新年会。80数名の参加で運良く娘がくじに当選、タオルと入浴剤のセットをいただいた。

 医療法人の理事長、院長も出席されていた。
 病院も介護保険施設も大変である。大新聞は診療報酬は0,004%引上げ、介護報酬は1,2%の引き上げとしているが実はそうではない。
 
 共産党の機関誌赤旗12月23日号によると、診療報酬は額にすると、本体部分は確かに約5500億円のプラスで、薬価が約5500億円のマイナス。差し引きではほぼ据え置きとなる。しかし、この改定率にはジェネリック医薬品の0.9%の引き下げが含まれておらず、実質250億円のマイナスになる。
 介護報酬も1.2%引き上げとされているが、改定と同時に「介護職員処遇改善交付金」が全廃となる。「介護職員処遇改善交付金」は、介護労働者への賃上げを行なう事業所に対し、自公政権時代に介護保険料からではなく別途国費で年約1900億円を交付していたものでこれが全廃される。となると1.2%の引き上げでは年800億円程度にしかならず、1100億円もの大幅なマイナスでしかなくなってしまう。

 今、大新聞はTPP賛成と消費税値上げの大合唱である。TPP参加で、日本の国民皆保険制度が自由競争を阻害する差別制度であるとされたらどんな医療保障制度になるのか。日本の第1次、第2次産業が立ちゆかなくなれば、憲法27条に規定されている日本国民の勤労の権利義務はどうなるのか。
 贅沢品ばかりが値下がりし、生活用品と保険料、消費税をはじめとする税が引き上げられる。それも低所得者に重い増税である。そして、賃金や年金、手当が引き下げられる。

 今日の新年会で挨拶にたたれたお医者さんの発言、「それでもみんなしぶとく生きていこう」が印象に残った1日であった。